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プログラミングしたドローンを災害救助に【拝志小学校の授業紹介】

全校児童80人ちょっとの拝志小学校。(たぶん)県内初のプログラミング授業をご紹介します。

どうも!広報担当小出です。今の子どもたちはプログラミングが授業で学べて楽しそうですね。

さて拝志小学校のどこが県内初かと言いますと、「ドローンをプログラミングで飛ばして災害救助に役立てよう」という大事な要素が3つくらい詰まっているからなんです。

大事な要素3つというと
「友情」「努力」「勝利」しか思いつきません

学校ではまず消防本部の現役消防士さんを講師に招いて、「ドローンが普及した背景」を学んだそうです。

ドローンは東日本大震災以降、急速に広まったと言われています。「上空からの現場の様子が映像で分かるので、災害救助をより安全かつスピーディにしてくれる」とメリットを伝える消防士さん。

消防士さんは「今後の災害救助現場で絶対に役立つ」と、数年前にドローン操縦の資格を自主的に取得したそうです。熱い。


子どもたちの中で、ドローンが「空を飛んで写真や動画をとるだけの道具」から、「災害時に命を救う手伝いをする役割」に変わった瞬間でした。



次に、ドローン操縦をプログラミング化して飛ばしました。手動よりも正確性に優れているので、一刻を争う災害現場ではより迅速な救助が可能です。


地元メディアも注目しています。(先生緊張したでしょうね)



プログラミングが組まれたソフトは、愛媛大学教育学部にご協力をお願いしたそうです。


校長先生と担任の先生の熱量「半端ないって(古い)」



体育館で実際にドローンを飛ばす授業です。経由地点と目標地点を設定して、いざ、


実食!(古い)


子どもたちはタブレットを片手にプログラミングを組んでいきます。



「2m飛ばして〜」


「4m前に進めよ〜」


「距離はかろ〜」


「90度左回転よね〜」


「こっからは繰り返しにしよ〜」



「ちゃんと戻ってきたね〜。」


・・・。なんでそんなに理解はやいん?


ホント子どもたちってスポンジのように吸収しますね。

「防災レンジャー」のバッジが光ります。



授業後、先生に話をお伺いしました。

「子どもたちは1年間で多くの防災教育を学びました。でも災害はいつ起こるかわかりません。もしかしたら家にいるときに起こるかも。学校の授業がもっと活かされるものであるためには、地域・家庭との連携が欠かせません。本当なら参観日にやりたかったんですけどね。参観日で保護者の皆さんと一緒に、災害について考えたかったです。」



拝志小の先生。情熱的です。


拝志小学校ではドローンの操縦とプログラミング授業を、防災教育と上手にリンクさせていました。東日本大震災からもうすぐ10年。消防現場でも教育現場でも、新しい技術の教育が進んでいるんですね〜。ではまた。


本記事は広報とうおん3月号でご紹介しています。


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