見出し画像

皆で背負うもの【第66回青少年読書感想文全国コンクール入選作品】

この記事は広報とうおん2021年4月号「きらり東温この人なう」で紹介した内容を元に作成しています。

vol.76 : 田房 聖菜 さん( たふさ せいな )
(『天使のにもつ』 いとうみく作/童心社)


「私が書いた感想文が誰かの心に響いたのかなと思うとすごく嬉しい」

入選の喜びを話す聖菜さんは重信中学校3年生(取材日:3月12日)。

恩師の新田和子先生は「論理的思考力が高く、読み手を意識した文章が書ける。言葉の裏に込めた想いの強さが教員にも仲間にも伝わっています」と信頼を寄せる。

市立図書館の本棚を眺めていると、鮮やかな水色の表紙が目に飛び込んできた。「なんで前髪がちょんまげなんだろう?」と気になり手に取った。

主人公の風汰が保育園で5日間の職場体験をする物語。

学童保育施設に職場体験に行った思い出と重なった。

「未来を担う子どもたちを『天使』、個々の複雑な事情を『にもつ』と表現したのではないかと思い、この本にしようと決めました」

「将来の夢は検察官。交通事故に遭った時に出会った検察官の方がきっかけで目指すようになりました」と話す聖菜さん。

将来の夢に向かって、歩き続ける。


この記事が参加している募集

読書感想文

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!