高校生たちが地元神社に絵馬奉納。27年続く伝統行事【東温高校×水天宮】
どうも〜。こたつにみかんを置きたい広報担当小出です!東温市にある神社、水天宮では、毎年「干支送り」という行事が行われています。
干支送りって?
来年の干支が描かれた絵馬を水天宮に奉納する行事。
27年前の阪神淡路大震災が起こった1995年は、どこか社会が暗かった。そこで何か明るい行事ができないかと水天宮の宮司さんが、地元の東温高校美術部の顧問の先生に相談したのが始まりだそうです。
ちなみに、1月9日までは12年分の干支が勢揃い。境内をぐるりと囲んで、全ての干支を見ることができます。
27年分の絵馬は全部残っているそうです。
「私、これ描いたんです〜」ってお参りにくる人もいるんだとか。初代の美術部部長は、もう45歳だそうです。
最後の手直し
「板を組むとどうしてもずれが出てくるので、少しだけ直します」
手直しするのは、絵馬制作をメインに携わった浅野彰太さん(高2)。美術部部長で生徒会長もしてるって好青年すぎる。
竹林の中を威風堂々と歩く虎。こだわったのは竹の節から出る影だとか。
立体感を出すために節間を濃くしたそうです。
結構大きい!
出来上がった絵馬を枠に入れるのは横河原地区の皆さん。絵馬は縦2.5メートル、横2.7メートルの五角形。大人7人がかりで運ぶ大きさです!
奉納開始!
鳥居をくぐって、参道を絵馬が進みます。
皆さんが見守る中、、
でで〜ん!
威風堂々という言葉が似合う、そんな虎が描かれています。
制作した美術部を代表して、浅野さんに話を聞きました。
制作期間は20日以上です。最後の一週間は昼の13時から、夜の7時くらいまで教室にこもってたかな。午前の冬期補習が終わって。出来上がってみると力作に仕上がりました。
美術室にある動物の図鑑やインターネットの画像を参考に、構図も自分たちで考えました。伝統行事を後輩たちにつなげることができました。
横河原区長の伊藤さんも、「高校生たちが毎年作ってくれて、地元住民が集まる。そんな伝統が地域に活気を生んでくれるのが嬉しい」と話します。
2022年が、虎のように力強い年になることを願っています!ではまた〜!
▽水天宮に関する別の記事はこちら▽