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気づきそうで気づかない少し気づいてほしいこだわり【広報紙の話】

どうも。広報担当小出です。

毎月発行している「広報とうおん」の最新号が出来上がりました。全国の自治体で発行される地域情報や自治体からのお知らせを伝える大切な媒体です。

広報紙を作るとき表紙は一番大切なポイント。どんな表紙なら内容が伝わりやすいか、手に取ってくれるか、自治体の制作者は頭をひねるところだと思います。

東温市の広報では、昨年12月に表紙のロゴやフォントを変更しました。その狙いを書かせていただきます。(需要はないことは知っている)

自宅に届くだけじゃない

東温市では自治会の皆さんを通じて広報が配布されますが、それはあくまで自治会に加入されている方の世帯だけ。つまり自治会に入っていない方やマンションに住む方に広報紙を届けるためには、公共施設や病院、コンビニなどに置かれている広報紙に手を伸ばしてもらわないといけません。

これってかなりハードルが高くて、「コンビニに寄った人が手に取る」というのが全然イメージできませんでした。

また公共施設や病院などの待合って、色々な雑誌が「縦置きのマガジンラック」に置かれているので、大体雑誌の上部1/4くらいしか見えません。そんな中、表紙ロゴの変更前がこちらです。

写真は愛媛県の「みかん大使」の松崎さん(東温市出身)がかわいいので全然アリなんですが、せっかく可愛いのに、これが待合室に置いていても、ロゴが小さくてなんの冊子か分かりません。それに特集タイトルや取材内容は他の雑誌に隠れて見えません。

1/4で情報を出すには

そこで広報とうおんでは、冊子の一番上の部分、「天」の部分にちょっとしたキャッチコピーを入れることにしました。

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5月号の表紙です。

スクリーンショット 2021-04-30 18.45.36

2月号の表紙です。

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1月号の表紙です。

こう見ると「1月号、もっと見えやすくしたほうがよかった・・。」と反省点が出てきますが。。

ロゴ、月などは変えれないので、レイアウトを崩さずに毎月変わる情報を出すには「ココや〜〜!!」とテキストを入れることにこだわったわけです。

雑誌を作られている方々が聞くと「全然大したことない。当たり前のこと」と思うことも、自治体の広報紙だとできていなかったりします。日々精進ですね。

手に取るまでをイメージできてるか

恥ずかしながらこれに気づくまでに2年かかりました。もう少し早く、広報紙がどこに置かれているか、置かれている場所でどんなタイミングで手に取ってもらうかを設計すればよかったです。

と偉そうに書いてしまい、何やらnoteが「公開引き継ぎ書」のようになってしまっています。広報とうおんはWEBでもご覧いただけますので、ぜひチェックしてみてください。ではまた。


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